νG7による処理水の物性と含有元素濃度
九州大学大学院 工学研究院
化学工学部門 高尾征治
1. 緒言  
潟Eエルネスの野村修之社長1)が開発したνG7(特許申請中)は、カーボンナノチューブ相似の形態波動共鳴技術2-3)として注目される。そこで、νG7を用いて水道水、蒸留水を処理し処理前後の水の物性値、含有元素濃度の変化を調べてみた。
2. 実験  
写真に示す実験系にて空運転、本運転を行った。水道水のほか蒸留水(関東化学製)を使用した。ポンプの流量は45g/minで、10g容器の中程、すなわち5g程度になるまで作動させたので、運転時間は6-7秒前後だった。  含有元素濃度は九州大学中央分析センターのICP質量分析装置で行った。
写真1 実験装置系(左:空運転系、右:νG7実験系)
3. 結果と考察
3.1物性値
表1に水道水を処理した場合の空運転と本運転の比較を示す。
表1 物性値比較(水道水)
 
酸化還元電位
ORP[mV]
PH
電気伝導度EC[ms/cm]
溶存酸素
[mg/l]
水温 [℃]
空運転
565
7.23
0.250
8.82
16.9
本運転
561
7.24
0.250
8.88
16.9
表1 物性値比較(蒸留水)
 
酸化還元電位
ORP[mV]
PH
電気伝導度EC[ms/cm]
溶存酸素
[mg/l]
水温 [℃]
空運転
252
6.26
0
9.60
15.0
本運転
250
6.25
0
9.65
15.0
空運転と本運転では物性値は大きくは変わらない。ただ、水道水、蒸留水いずれにおいても酸化還元電位が若干減少し、溶存酸素濃度が増大する傾向を示す。
3.2元素濃度  
空運転、本運転ともに三回ずつ行った。図1に空運転の三つのサンプルと本運転の三つのサンプルにつきマグネシウム(12Mg)と珪素(14Si)の計測濃度を比較した。縦軸は元素濃度で単位はppb=10-9 g/g(10億分の1)である。実験の再現性はよい。
図1 実験の再現性
図2に元素濃度の測定比較を示す。アルミニウム(13Al)を除いてナトリウム(11Na)、マグネシウム(12Mg)、珪素(14Si)、カリウム(19K)、カルシウム(20Ca)など高濃度元素はすべて濃度が大きく減少する傾向を示す。以前に実験を行ったHIET処理水4)と同じ傾向性となっている。すなわち、原子転換が分裂支配でおき、最終的に水素(1H)、酸素(8O)に転換され水が生成したためだと考えられる。
3.3量子水理論に基づく考察
高尾5-9)らは、塩素実験によるニュートリノ計測理論を見直すことによりニュートリノ励起原子ラジカルを理論的に発見し、自然に起きる原子転換の科学的説明に道を拓いた。加えて、高尾ら2,3,10,11)が提唱するニュートリノ形態波動共鳴説によれば、ニュートリノは虚・実境界域の零点経由で対発生し、正ニュートリノは六角形、反ニュートリノは五角形にそれらの図形の数に比例して波動共鳴・集積することで原子と衝突すると仮定されている。
図2 空運転と本運転の処理蒸留水中の元素濃度変化
 νG7の場合、各六角ナットの中心軸上に零点が形成され、正反ニュートリノが対発生する。正ニュートリノは六角形と波動共鳴するのでステンレス製の六角ナットに集積してきて構成原子の鉄原子(26Fe)と衝突する。その結果、次式のように陽子過剰の鉄原子ラジカル(26Fe*+)と電子が発生する。
ν + 26Fe → 26Fe*+ + e-        (1)
 この陽子過剰鉄原子ラジカルは一定時間経過後、陽子、すなわち水素イオン(H+)を放出して鉄原子に戻る。
 また、正ニュートリノは水中を動いて六角ナットに到達するので、いくつかはその過程で水分子と衝突する可能性がある。その場合、水素より原子番号の大きい酸素と衝突する確率が高い。その際、酸素(8O)が水分子(H2O)と切り離される。その結果、次式のように水素ガス(H2)が発生し同時に酸素原子は陽子過剰の酸素原子ラジカルへ転換され電子が発生することになる。
ν + H2O → H2↑ + O*+ + e-   (2)
 先の物性値測定で、溶存酸素濃度が高くなったのは、式(2)で発生する陽子過剰の酸素原子が一定時間経過後酸素原子になり、さらにそれが2つで酸素ガス(O2)になるからだと推察される。
 処理水中で水素ガスの気泡が観察・検知され、かつ処理水中で通常の蒸留水中では存在しない水素ガスが検知されたのは、水素ガスが式(2)で発生するからである。さらに、殺菌効果がみられるのは、式(1),(2)で発生する電子に由来すると推察される。
 他方、反ニュートリノは共鳴対象となる形が外側にはないので、主要には5員環構造水を有する水に含有される元素と衝突する確率が高くなる。すなわち、微量のγ線や中性子線を出しながら8-9)元素を次から次へと分裂させていく。その結果、原子番号が最小の水素原子(1H)ができると、分裂で生成した酸素原子(8O)と結合して水が新生することになる。こうして、水中元素濃度が減少していくものと推察される。
 他方、反ニュートリノは共鳴対象となる形が外側にはないので、主要には5員環構造水を有する水に含有される元素と衝突する確率が高くなる。もし、反ニュートリノが水(H2O))の酸素原子に衝突すると次式が成り立つ。
ν + H2O → H2↑ + 7N*- + e+   (3)
この場合も水素ガス(H2)が発生するが、これも水素ガスの検知につながる。また、電子過剰の窒素原子ラジカル(7N*-)と陽電子(e+)が生成する。もし、発生陽電子が途中で酸素原子の軌道電子と衝突すればγ線が放射される。すなわち、
7N*- + e+ → 7N + γ線        (4)
また、酸素原子に比べ衝突確率は小さいが、正、反ニュートリノが次式のように水素原子と衝突する場合もある12)。
ν + H2O → [OH・] + [H・]     (5)
ν + H2O → [OH・] + n*- + e+  (6)

正ニュートリノ([H・])の場合、従来化学のいう不対電子ラジカルが発生する。反ニュートリノ(ν)の場合、水酸化ラジカル([OH・])、電子過剰の中性子ラジカル(n*-)と陽電子(e+)が発生する。もし、発生陽電子が途中で水素原子の軌道電子と衝突すれば次式が成り立つ。
0n*- + e+ → n + γ線         (7)
すなわち、微量のγ線や中性子線が照射され8-9)元素が次から次へと分裂していくことになる。その結果、原子番号が最小の水素原子(1H)ができると、分裂で生成した酸素原子(8O)と結合して水が新生することになる。こうして、水中元素濃度が減少していくものと推察される。
4. 結言
 νG7を用いて蒸留水などの処理実験を行った結果、酸化還元電位が若干減少し、溶存酸素が若干増大すること、水中に含まれる主要元素の濃度が半減前後になることがわかった。これらの事実や従来実験で確かめられた水素ガスの発生事実は、ニュートリノ発生による原子転換で説明でき、陰陽原子ラジカル類や正,反電子類の生成は言うまでもなく、身体にはよい微量の放射線の発生や元素濃度の減少分相当の新活性水の生成なども予測できる。このように、νG7の作動系では貫流する水、空気などの流体の著しい改質活性化が起こり、従来から経験的に確かめられている殺菌、消臭や生体蘇生化などの機能が発現するものと考えられる。
【引用文献】
1)
野村修之:国際公開番号WO03/055591A1「フィールド変換器及びこれを用いる流体処理装置」(2003)
2)
高尾ら:「ニュートリノ形態波動共鳴説によるカーボンナノチューブ機能発現機構の 考察」;化学工学会第70年会研究発表講演要旨集、M316(2005)
3)
高尾ら:「ニュートリノ形態波動共鳴理論によるカーボンナノチューブ機能発現機構の 考察」;ナノ学会第三回大会予稿集、PS4-62(2005)
4)
日本創造エネルギー研究所編:『21世紀のエネルギー、育成遠赤外光活性『水』と超微弱振動エネルギーを追う―超ミクロ、ナノレベル以下の極微の世界を探求―』講談社出版サービスセンター(2002)
5)
高尾征治:『量子水学説』、pp.1-449、CMF国際大学(2004)
6)
Takao, M and H. Komaki et al. : "Atomic Conversion in the Long-Term Experiment of Calcium Hydoxide and Aluminum in Atomosphere," Proceedings of the 10th APCChE Congress, 4D-07, Oct.17-24, Kitakyushu, Japan(2004)
7)
Komaki H. and M Takao et al. : " Effect of Functinal Waters on the Growth of Lactic Acid and Yeast and Its Mechanism," Proceedings of the 10th APCChE Congress, 3P-01-097, Oct.17-24, Kitakyushu, Japan(2004)
8)
高尾ら:「ニュートリノ励起原子ラジカル説による元素の放射性崩壊機構の考察」; 化学工学会第70年会研究発表講演要旨集、M313(2005)
9)
高尾ら:「ニュートリノ励起原子ラジカル説による同位体生成機構の考察」; 化学工学会第70年会研究発表講演要旨集、M314(2005)
10)
高尾ら:「ニュートリノ形態波動共鳴説によるフラーレン機能発現機構の考察」; 化学工学会第70年会研究発表講演要旨集、M315(2005)
11)
高尾ら::「ニュートリノ形態波動共鳴理論によるフラーレン機能発現機構の考察」; ナノ学会第三回大会予稿集、PS4-61(2005)
12) 高尾征治・いよのいし・梨子木久恒:「ニュートリノ励起原子ラジカルと従来科学のラジカルの違いは?―ニュートリノ形態波動共鳴説の深化をめざして(5)―」
http://www1.odn.ne.jp/shishakamo/bin'5/bin05-06-29.htm(2005)
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